未来型医療創造卓越大学院プログラム

2022年09月13日

ニュースレポート成果発表

合同メンタリング/Bio-Rad Laboratories Inc. 上原輝彦先生(8/22 レポート 野本達也)

未来型医療創造卓越大学院プログラム生
医工学研究科 医工学専攻(修士1年)
野本 達也

 

名称:上原 輝彦先生による第一回メンタリング:グローバルキャリアの拓き方
実施日程:2022年8月22日(第二回:2022年10月3日予定)
目的:Bio-Rad Laboratories Inc. 上原輝彦先生の持つ様々なキャリア経験やそこで培われた知識、考え方をもとに、自分自身が満足できるグローバルキャリアの構築方法について学ぶことを目的とする。

実施内容:東京大学でバイオサイエンスについて研究した後にコンサル、事業会社、米国でのMBA取得、ベンチャーキャピタルといった様々なキャリアを経験し、現在Bio-Rad Laboratories 社米国本社にてマーケティングマネージャーとして活躍している上原先生にメンターとしてご指導をいただき、その豊富な経験についてのエピソードを聞くとともに多様化が進むキャリアについてのとらえ方や見定め方についてワークショップを行った。

ワークショップでは参加者一人一人が自分自身の将来の理想像を考えるところから始め、それに対する現実や自分の能力の得意度合、モチベーションによる現状把握を行った。これをもとに当日から行えるアクションプランの立案まで行うとともにキャリアマップに対する考えを深めた。

またビザの習得やネットワーキングの重要性、語学の学び方など、グローバルな経験を持つ上原先生ならではのグローバルキャリア構築に必要な要素についての講義を聞き、知識を得た。

所感:多様な分野にまたがる上原先生のキャリアは、私には無秩序に見えた。しかしこれには上原先生が目指す理想像をもとにした、リスクをいとわない不得意分野の克服が一貫して行われており、最終的に全てのキャリアの経験が生きるところに行きついていた。日本で前提とされがちな終身雇用はこのような人材の育成は難しく、グローバル化が進む世界情勢に対しての課題を感じた。

ワークショップでは重要ではありつつもとらえにくい自分の将来像に対し、考えやすい要素に分解することで明確化することができた。またその実現のための行動までたどり着くことができ、大変有意義な時間を過ごした。

貴重な機会を設けていただいたBio-Rad Laboratories Inc. 上原先生に謝意を表する。

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