未来型医療創造卓越大学院プログラム

2022年12月12日

ニュースレポート成果発表

令和4年度 東北大学ブースター研究奨励賞にて最優秀賞(レイテストサイエンス賞)を受賞(下川大輝)

未来型医療創造卓越大学院プログラム生
医学系研究科 医科学専攻 画像診断学分野 (博士2年)
下川 大輝

この度、令和4年度 東北大学 ブースター研究奨励賞にて最優秀賞・レイテストサイエンス賞を受賞することができ、大変嬉しく光栄に思っております。「ブースター研究奨励賞」は、医学系研究科でこれまで行ってきている大学院生の研究を、より一層発展させることなどを目的としています。今回の受賞を励みにより一層研究に邁進する所存です。

私は「乳癌原発巣よりリンパ節転移リスクを予測する臨床画像診断 AI モデルの開発」というタイトルで受賞させていただきました。マンモグラフィの断層画像を得ることができる、トモシンセシスを学習したDeep learningモデルを用いることで、腋窩リンパ節転移のリスクを予測できるのではないかと仮説を立て、研究に取り組んでおります。このDeep learningモデルの適用により、転移リスクを考慮した患者さんへの説明や診察、さらにはリンパ節郭清を想定した手術のプランニングなど、実臨床におけるワークフローに貢献できると考えられます。

このような名誉ある賞をいただけたのは、未来型医療創造卓越大学院プログラムの中山啓子教授をはじめ多くの先生方のご指導のおかげです。また、日々の研究活動においても非常に親身に御指導くださっている画像診断学分野 植田琢也教授、共著の先生方、研究室の皆様にもこの場を借りて厚く御礼申し上げます。今後とも、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。

▲Page Top