未来型医療創造卓越大学院プログラム生
医学系研究科 障害科学専攻 (博士3年)
佐藤 志保

11/11-11/15にアメリカ合衆国ワシントンD.C. で開催されたNeuroscience 2023 (Society for Neuroscience)に参加しました。

私はStress causes abnormalities in the production and release of beta-hydroxybutyrate in hepatic cells and astrocytesのタイトルでポスター発表をしました。世界各国の神経科学研究者が参加しており、本研究の生化学的実験および細胞生物学的実験のパートについて国内外の研究者から質問やアドバイス等を頂きました。特に、私の研究で注目している代謝物や病態機序に関心のある研究者とは、お互いの成果をもとに深い議論することができました。

本学会ではシンポジウムやミニセミナーも多く開催されており、最新の研究成果や神経科学研究者のキャリア形成について情報を収集することができました。
また、神経科学の基礎研究を社会実装した企業の研究者や経営者が講演を行ったシンポジウムでは実装に至るまでの過程や課題についての話があり、そのスピード感の速さやネットワークの広さなど、日本との違いを実感しました。

今回の学会で世界中の研究者と交流したことで得た知識や経験を、今後の研究活動でも活かしていきたいと思います。