2025年09月17日
未来型医療創造卓越大学院プログラム生
教育学総合教育科学専攻(博士2年)
宮川 紫苑
【未来型医療創造卓越大学院プログラム オープンキャンパスプロジェクトチーム】
宮川紫苑 (チームリーダー/教育学研究科/4期)
南理央 (医学系研究科/3期)
穴澤ゆず (生命科学研究科/3期)
関森智紀 (薬学研究科/3期)
曽根一輝 (医工学研究科/3期)
伊藤里美 (医学系研究科/4期)
中川茉莉 (医学系研究科/4期)
久保田隆文(医学系研究科/5期)
加賀ひかり(生命科学研究科/5期)
佐野なな子(教育学研究科/5期)
辻一志 (医工学研究科/5期)
土井栞奈 (歯学研究科/5期)
中村大志 (医工学研究科/6期)
髙橋健人 (前チームリーダー/2期修了生/産学連携機構 イノベーション戦略推進センター 特任助教)
参加日時:2025年7月30日(水)~31日(木) 10:00~17:00
場所:東北大学星陵キャンパス 医学部 星陵会館 1階 ラウンジ
イベント名:東北大学オープンキャンパス2025
昨年度に発足した未来型医療創造卓越大学院プログラムのオープンキャンパスプロジェクトは、今年度も形を変えながら実施し、たくさんの方が来場してくださった。今年度の開催目的は、メンバーで話し合い「本プログラムの活動を知ってもらうことを通して、医師になるということ以上のイメージを持ってもらう」と設定した。具体的には、医療現場には医師以外の選択肢もあること、現場だけでなく、研究や社会実装という選択肢もあることを知ってもらい、医療に関わるということのビジョンを広くかつ鮮明に持ってもらうことを目的とした。
この目的を達成するために、今年度は星稜キャンパスにブースを設置した。昨年度は文系の方に医療に興味を持ってもらうという目的があったため川内キャンパスでの実施であったが、今年度は医療に関心がある方に来てもらえるように、星稜キャンパスを選択した。スタッフは、医学・看護・教育・歯学・医工学・生命などのプログラム生15名で編成。企画内容はポスター展示および来場者への企画説明、来場者からの相談対応とした。
展示内容は、大きく3つ「大学院・未来型医療創造卓越大学院プログラムについて」「研究について」「社会実装について」とした。そもそも、大学院を卒業した後の選択肢についてイメージできない高校生が多いと考えたため、大学院とは何かがわかるポスターを展示した。また、“未来型医療創造卓越大学院プログラム”では、研究やバイオデザイン、産学連携や多様な指導資源があることを知ってもらえるようポスターを制作。更に、本プログラムは多分野の学生が所属しているため、文系や理系のそれぞれの学科の特色を持った医療に関わる研究をポスター形式で紹介した。例えば、文系の各学科がどのように医療を支えているか示したうえで、自身の研究を紹介。私は、専攻である心理学がどのように医療に貢献しているかわかるようポスターを作成した。また、理系については医工学研究科の学生の様々な研究を図示し、目を引くように工夫した。社会実装については、これまで本プログラムで発足したプロジェクトを3つ紹介し、バックキャスト研修※からバイオデザインを用いてどのように課題発見、解決案の創出、実装につなげていったかがわかるポスターを展示。実際の製品も体験してもらえるコーナーも設置した。
※バックキャスト研修について→ https://www.fmhc.tohoku.ac.jp/training.html
その結果、2日間で512名という去年の4倍を超える来場者数となった。層としては、今回の目的にあった高校生の参加を中心に、医療に関心がありつつ工学や情報、社会制度に関心があるなど多分野に興味がある方に多く来場いただいた。また、高校では探求の時間がある世代だからか、大学院や研究について、ある程度知識や関心がある生徒が多かった。だが、研究に興味がありつつ、自身がやりたい領域の研究はどこの学科に行けばやりやすいのかというイメージはまだ持てていない生徒が多く、展示や本プログラム学生からの説明、相談会が良い刺激になったのではないかと思われる。実際、熱心に質問をしてくださった生徒やその親御さんが多く、パンフレットなども持って帰ってくださる方が多かった。また、印象に残った来場者には、高校の先生がいた。探求の時間がカリキュラムに組み込まれてから、高校での研究の指導や、研究者志望の生徒への進路指導の比重が多くなったのに対し、高校の先生としてはそういった指導に慣れていないため相談してくださる先生がいた。他には、探求の時間で行った研究の結果から仮説が支持されず、研究に興味があるが、研究に対して自信のない高校1年生がいた。本プログラムへの応募を考えている方々も一定数来てくださった。
最後に、「医療に関わる多職種や研究、社会実装といった医学部、医師というイメージを超えた将来の選択肢を持ってもらう」という今年度の開催目的は大いに手ごたえを感じたように思う。スタッフとしては、専門外の方に自らの活動を説明する機会をたくさん持つことができ、サイエンスコミュニケーションを実践できる場となった。また、全国の大学の中でも、東北大学そして本プログラムには、多分野の学生が集まって研究やスタートアップを実践できる環境があることをアピールできたことは大きな成果と考える。
来年度以降の抱負としては、更に多くの分野の学生スタッフに協力いただき、より多くの研究を紹介したい。今年度は、文系・理系1つずつであったが、スペースも余裕があったため、来年度は学科ごとに1枚ずつある方が、より来場者のニーズを満たすことができる。また、大学生が来てくれやすい文化祭でブースを開くことも効果的と考える。
