未来型医療創造卓越大学院プログラム

2025年01月16日

レポート成果発表

個人メンタリング /ALPS ALPINE Europe-GmbH Sweden 廣部希世先生(レポート 野本達也)

未来型医療創造卓越大学院プログラム生
医工学研究科 医工学専攻(博士1年)
野本 達也

名称:個人メンタリング
メンター:廣部 希世先生 (ALPS ALPINE Europe-GmbH Swedenエンジニアリングマネージャー)
概要:1,2ヵ月に1回zoomミーティングを行い研究活動等について相談し、アドバイスを貰う
実施期間:2022年12月~(継続中)

【実施内容】
磁気式角度センサーを始め様々な製品開発を牽引してきた経験を持つ廣部先生に私自身の研究の進捗や問題点を報告し助言を頂いてきました。
私の研究はタンパク質の機能測定用デバイスの開発で、細胞学的知識と工学的知識の両方が必要となっています。特にデバイス製作に必須の薄膜形成技術であるスパッタリングに関して研究室内のノウハウが少ない中、半導体技術に詳しい廣部先生の助言を頂き開発を進めることができました。特にデバイス表面を覆う絶縁層形成について応力と材料の二つに観点から改良案を頂き、デバイス開発を行いました。
またデータの精度やバラツキ、工程の効率といったデバイス作製に重要な指標を指導いただき研究発展の指標としています。
加えて、研究と別で私自身が進めている3Dプリンターを活用したプロダクト開発についても話を聞いてもらい、契約書の書き方や価格設定の考え方など実践的なアドバイスを頂き、開発を進めることができています。
個人メンタリングでは、研究活動が思うように進まず精神的に疲弊した際にも現状のとらえ方や対応方法など真摯に話をして頂いたおかげで困難な状況を乗り越えることができるなど、研究のみならずプライベートを含んだ広い範囲でサポート頂き、私自身の成長の場となっています。

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