未来型医療創造卓越大学院プログラム

2021年08月30日

レポート成果発表

日本メディカルAI学会奨励賞 JMAI AWARD:優秀一般演題賞(6/11、12 下川大輝)

未来型医療創造卓越大学院プログラム生
医学系研究科 医科学専攻 画像診断学分野 (博士1年)
下川 大輝

2021年6月11日、12日に開催された第3回 日本メディカルAI学会学術集会にて、「日本メディカルAI学会奨励賞- JMAI AWARD:優秀一般演題賞」を受賞することができました。新型コロナウイルスの影響を鑑み完全オンラインでの開催でしたが、過去最多の一般演題登録数の中からこのような賞を受賞することができ大変嬉しく光栄に思っております。

私は「乳房トモシンセシス画像のAI解析による乳癌間質浸潤リスクの予測」というタイトルで口頭発表させていただきました。本研究では、マンモグラフィの断層画像を得ることができる、「トモシンセシス」を学習したDeep learningモデルを用いることで、乳癌間質浸潤リスクを予測できることを明らかにしました。今回開発したAIモデルの適用により、事前に浸潤のリスクを考慮した患者さんへの説明が可能となり、さらにはセンチネルリンパ節生検のプランニングなど、実臨床におけるワークフローに貢献できると考えられます。

このような名誉ある賞をいただけたのは、未来型医療創造卓越大学院プログラムの中山啓子教授をはじめ多くの先生方のご指導のおかげです。また、日々の研究活動においても非常に親身に御指導くださっている画像診断学分野 植田琢也教授、共著の先生方にも、この場を借りて厚く御礼申し上げます。今後とも、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。

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