未来型医療創造卓越大学院プログラム

2021年08月30日

レポート成果発表

第29回 日本乳癌学会学術総会 厳選口演40演題に選抜(7/3~3 下川大輝)

未来型医療創造卓越大学院プログラム生
医学系研究科 医科学専攻 画像診断学分野 (博士1年)
下川 大輝

2021年7月1日~3日に開催された 第29回 日本乳癌学会学術総会にて、一般演題採用合計1705演題の中から厳選口演40演題に選抜いただき、研究内容の口頭発表を行いました。新型コロナウイルスの影響を鑑み、現地開催+オンラインというハイブリッド形式での開催でしたが、著名な先生方と共に発表・ディスカッションする機会をいただくことができ大変嬉しく光栄に思っております。

私は「腫瘤形成性乳癌の乳房トモシンセシス画像のAI解析によるセンチネルリンパ節転移リスクの予測」というタイトルで口演させていただきました。本研究では、マンモグラフィの断層画像を得ることができる、「トモシンセシス」を学習したDeep learningモデルを用いることで、腫瘤形成性乳癌において高精度でセンチネルリンパ節転移のリスクを予測できることを明らかにしました。今回開発したAIモデルの適用により、転移リスクを考慮した患者さんへの説明や診察、さらにはリンパ節郭清を想定した手術のプランニングなど、実臨床におけるワークフローに貢献できると考えられます。

このような貴重な機会へ選抜いただけたのは、未来型医療創造卓越大学院プログラムの中山啓子教授をはじめ多くの先生方のご指導のおかげです。また、日々の研究活動においても非常に親身に御指導くださっている画像診断学分野 植田琢也教授、共著の先生方にも、この場を借りて厚く御礼申し上げます。今後とも、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。

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