未来型医療創造卓越大学院プログラム

2022年06月22日

イベントニュースレポート

学生企画:卓越大学院プログラム「卓越解拓プロジェクト」災害に備えたコミュニケーションを考える(4/12 レポート 笹井真澄)

未来型医療創造卓越大学院プログラム生
歯学研究科 歯科学専攻 病態マネジメント歯学分野 (博士2年)
笹井 真澄

 

【実施概要】
《名称》
卓越解拓プロジェクト」災害に備えたコミュニュケーションを考える

《開催日程》
2022年4月12日(火曜日)開催時間 10:00~17:20(交流会18:00~19:00)

《開催場所》
東北大学 青葉山キャンパス 復興記念教育研究未来館PBL室 (オンライン併用)

《共賛》
東北大学未来医療創造卓越大学院プログラム      (中山啓子教授)
東北大学人工知能エレクトロニクス卓越大学院プログラム(金子俊郎教授)
東北大学変動地球共生学卓越大学院プログラム     (中村美千彦教授)

《協賛》
東北大学グリーン未来創造機構            (佐々木啓一教授)

《学生指導》
未来型医療創造卓越大学院プログラムファシリテーター 金髙弘恭教授(歯学研究科)

《学生指導》
グリーン未来創造機構東北大学特任准教授 伊沢拓司先生(客員)

《目的》
専門家の講義の学びより、災害とリスクコミュニュケーションについて理解を深める

《実施内容》
講演聴講(ハイブリット形式)、ブレインストーミング(対面参加学生グループワーク)

《対象》
東北大学関係者 参加者:約270名(対面参加16名、オンライン聴講参加254名)

《成果発表会》
グループ1(Excom!)防災対策を強化するための留学生特化型授業
グループ2 (率先非難隊)率先避難者の育成に特化した防災教育アプリの開発
グループ3(SKUTS)災害ひと目で丸わかり!物件紹介パンフレット
グループ4(Dr.トクマス診療所)いっしょに行こうよ!ペット同伴避難支援

《交流会参加企業》
株式会社島津製作所、日本工営株式会社、復建調査設計株式会社(順不同)

【所感】
2022年4月12日(火)に本成果発表会が開催された。3月19日(土)の事前セミナーに引き続きテーマ「災害に備えたリスクコミュニュケーションを考える」を掲げ、事前セミナーで講義を聴講し継続参加している卓越プログラム生により3週間かけて準備をすすめてきた各グループの課題解決の成果発表会である。

本成果発表会の目的は、最高水準の教育力・研究力を終結した5年間一貫の博士課程卓越大学院プログラムに在籍し、分野のスペシャリストを目指す卓越生が自身の研究だけではなく知識や視野を広げようと思うきっかけにすることである。さらに東北大学の3つの卓越プログラム生同士の交流を深め、グリーン未来創造機構東北大学特任准教授の伊沢拓司先生の指導により企画を体感すること、卓越プログラム生の特性を生かし社会で継続的に実装可能な成果物となるようなソリューションの提案が目的である。

当日の午前中は成果発表会に向けての各グループでの準備時間をもうけた。コロナ禍中の行動規制で対面での作業が限られていたため、各グループでの活動により発表準備の最終確認をしていていただいた。午後からの発表会では、各卓越大学院プログラムコーディネーター先生方である未来型医療創造卓越大学院プログラムの中山啓子先生、人工知能エレクトロニクス卓越大学院プログラムの金子俊郎先生、変動地球共生学卓越大学院プログラムの中村美千彦先生からご挨拶を頂き、グリーン未来創造機構長である佐々木啓一先生、伊沢拓司先生よりご挨拶を頂いた。成果発表のコメンテーターとして伊沢拓司先生、当初より学生企画運営を支えて下さる未来型医療創造卓越大学院プログラムファシリテーター教員の金髙弘恭先生によりコメントをいただきながら進行した。

実際のグループ発表では、Group1からは、留学生の災害時における防災情報習得における日本語の壁と相談するべき責任者の所在の不在から、災害時にとるべき行動の選択肢を持つ留学生を増やすため、留学生と留学学課が一体となって防災に取り組む方法についての提案であった。Group2からは、率先避難者の育成に特化した防災教育アプリの開発、小学生とその保護者を率先避難者にする防災教育を実施し、合調性バイアスにより避難者増加を目指すものである。Group3は、学部新入生が災害危険度情報度を学び、物件選びにそれを加味したリスクを選択する事可能なソリューションを提案し、施策として生協物件パンフレットに災害危険度評価を掲載することを考える。Group4は災害時における同伴避難者システムとしてペット防災グッズを迅速に供給できるサービスを提供することであり、施策にはペットの防災用のストック用品の預かりシステムと被災者のニーズに応じたペット預かりバスを上げた。

以上のような成果発表には、企画に興味を持っていただいた企業や関係者からの質疑応答やフィードバックを受け、継続して実装を目指すことも可能であり、実践的なプレゼンテーションが体験できたと思われる。事前セミナーの講演を踏まえ、11年前の東日本大震災を風化させないためにも本テーマの成果発表会の取り組みは適しており、さらに伊沢拓司先生ならではの指導を受けながら、ビジネスモデルの思考を取り入れたソリューションの構築に手ごたえを感じた学生が多かったと感じた。

成果発表会終了後には、オンラインを利用した交流会で企業関係者との懇談を持ち視野の広がりを持てた。この場では、日頃交流を持つことのない企業と学生間のコミュニケーションの場として、成果発表へのコメントや学生たちの研究テーマの紹介などのやり取りと予定時間をやや過ぎてしまうまで和やかに進められた。

今後もこのような機会を持つことにより、東北大学の3つの卓越大学院プログラム生の交流を深めつつ、ぜひ杜の都の東北大学から社会貢献できるような活動を継続するきっかけにしたい。事前セミナーと成果発表会の両日を終えて、ここまで私たち学生を信頼して企画運営をさせて頂いた東北大学の各卓越大学院プログラムの先生方や関係者の皆様のご協力に感謝すると同時に、これからの卓越大学院プログラムの後輩たちへの活躍や発展にも貢献していきたい。


※写真撮影時のみ、マスクを外している写真が一部ございます。

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