未来型医療創造卓越大学院プログラム

2022年10月28日

レポート成果発表

合同メンタリング/株式会社パソナ 加藤遼先生(10/12 野本達也)

未来型医療創造卓越大学院プログラム生
医工学研究科医工学専攻(修士1年)
野本 達也

[概要]
名称:加藤先生による合同メンタリング
日時:2022年10月12日
時間:17:10~18:00
会場:東北大学病院OPEN BED Lab
参加人数:6人

【実施内容】
昨今変動するライフスタイルに合わせて業界や地域、文化を超え、共有や循環を意識した経済圏を生み出す事業を展開し活躍されている株式会社パソナ 加藤遼先生と対談し、そのコンセプトである“人の可能性と創造性を最大化する“を軸として個人の理想的な働き方について考えを深めた。

【所感】
加藤先生との合同メンタリングでは、個人が持つ価値を最大限発揮できるようにするにはどうすると良いのかについて活発な議論がなされた。
現在の個人に対する評価が、例えば学校では怒られてばかりいるバンドマンが音楽業界では高く評価されるなど、その環境によって大きく変わってしまうことを個人の可能性と創造性を阻むものと捉え、ジーニアスファインダーと呼ばれる本人だけが持つ才能を探る姿勢を根源的なものとしていた。それを実現する方法の一つとして,まず自身を客観的な視点から捉え,理解するメタ認知や、自分が好きなことをしているうちに周りに良い影響を与える自己中心的利他についての話を聞くことができた。

また他業種、他の文化の人たちを共同で作業を進める際に重要な考え方として、計画や実践方法などの具体的なものではなく、個人の持つ人生理念や人生ビジョンといった行動動機の元となる部分を理解することが重要であるという話が聞くことができた。
今後活発化する異分野交流では考え方のすれ違いが問題であるが、こういった感情面での考え方のパターンの理解が一つの解決策であるように感じた。
これらの話の中で、人間関係におけるトラブルや葛藤などを全て現象の一種として捉えたり、一人一人の考え方を人生のライフチャートから捉えたりと、一貫して客観的な観点による全体視が印象的だった。

最後に貴重な機会をいただいた加藤遼先生に感謝の意を表し、締めとしたい。

▲Page Top