未来型医療創造卓越大学院プログラム

2023年07月14日

レポート成果発表

インターンシップ / 株式会社カルディオインテリジェンス (6/19-23 佐藤志保)

未来型医療創造卓越大学院プログラム生
医学系研究科障害科学専攻(博士3年)
佐藤 志保

この度、株式会社カルディオインテリジェンス様にて合計10日間のインターンシップに参加して参りましたのでご報告いたします。令和5年5月29日から6月2日までの5日間はオンラインで実施し、6月19日から23日までの5日間は東京都内のオフィスで活動を行いました。

株式会社カルディオインテリジェンス様は2019年に創業したヘルステックベンチャーで、「心臓病診療を受けられない患者さんを世界からなくす」というミッションのもと、心電図のAI自動解析支援システムの製品開発を行っています。今回私がインターンシップに参加した目的は、ヘルステックベンチャー企業における新規事業開発の意思決定のスピード感やチームコミュニケーションを知ることでした。実際に、社内や社外とのミーティングに参加したり、新規事業案を提案する機会をいただいたりなど、新規事業開発の一端に触れることができ、たいへん多くの学びがありました。

意思決定のスピード感については、ベンチャー企業は意思決定が早いだろうという私の想像とは大きく異なり、臨床研究のための資金と時間の確保、そしてエビデンスの構築が必要となることなど、医療を対象としたベンチャー企業だからこそ踏むべきステップが多くあることを知りました。また、自社の解析技術を応用展開することで解決できる医療課題を調査し、新規事業として提案をしました。実際の事業立ち上げの際に検討すべき事項について、ビジネス面と技術面の両方から波多野先生や武智COO、臨床検査技師、エンジニアの方とディスカッションを行いました。持つべき視点や予想される障壁などについてアドバイスをいただき、大変貴重な経験になりました。
チームコミュニケーションについても、実際にオフィスで社員の皆様と一緒に活動を行うことができたため、職種の違う社員同士が活発にコミュニケーションを取りながら、一人一人責任や裁量の大きな仕事を行って事業を進めている様子を直接見ることができました。
今回のインターンシップを通して、たくさんのことを学び、ヘルステックベンチャー企業で働くことの楽しさや大変さを体感することができました。

インターンシップをお引き受けいただいた株式会社カルディオインテリジェンス田村CEO、武智COOにこの場を借りて厚く御礼申し上げます。また、懇切丁寧なご指導とご高配を賜りました株式会社カルディオインテリジェンス波多野先生に心より感謝申し上げます。

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