未来型医療創造卓越大学院プログラム

2023年08月10日

レポート成果発表

合同メンタリング / 鹿島建設株式会社 土木管理本部土木企画部 人事・教育グループ 専任部長 須田久美子先生(8/4 レポート 平山英幸)

未来型医療創造卓越大学院プログラム生
医学系研究科 保健学専攻(博士2年)
平山 英幸

名称:未来型医療創造卓越大学院プログラム 合同メンタリング
開催日時:2023年8月4日(金)9:40-10:10
開催方法:対面
メンター:須田 久美子先生
 (鹿島建設株式会社 土木管理本部土木企画部 人事・教育グループ 専任部長)

この度は東北大学特任教授(客員)の須田久美子先生に合同メンタリングでお話を伺わせていただきました。須田先生は女性が少ない業種である建設業界にて、女性が働きやすい職場環境を作ることにご尽力されているとのことです。

建設業界は女性が4%程度とかなり少なく、各部署に1人しか女性がいないという状況も珍しくないとのことでした。医療職では、看護師は逆に男性が少ない業界ですが、それでも9%で徐々に増えつつあります。今回のメンタリングでは、こうした数少ない女性が働きやすくなるための鹿島建設株式会社での取り組みについてお伺いしました。

具体的な取り組みとしては、女性社員の意見を直接管理者や本社に届けることができ、それが社内全体にも共有される仕組みや、自部署以外の女性社員をメンターとして配置し、秘密が守られた環境で相談ができる仕組みなどいくつかの仕組みを教えていただきました。それぞれの取り組みが良い形で発展し、メンター制度は性別に関わらず導入されるなど、女性の働きやすい環境作りが誰でも働きやすい環境へとつながっていく事例となっていることが分かりました。

私自身は「看護師が働きやすくなる環境とは」という課題に対して取り組んでいる所で、多数を占める女性が働きやすい環境作りについて考えています。今回のお話を聞いて、看護師は少数である男性の意見を聞き、働きやすい環境を整えていくことが新たな視点を取り入れるために必要なことかもしれないと示唆を得られたと思います。

最後に、この度はお忙しい中で合同メンタリングを実施していただいた須田先生に心から御礼申し上げます。

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