未来型医療創造卓越大学院プログラム

2023年12月26日

ニュースレポート成果発表

大学院教育改革フォーラム2023 に参加し、ワークショップ、ポスター発表にて受賞しました(12/1-2)

2023年12月1日(金)~2日(土)に、大学院教育改革フォーラム2023に参加いたしました。
ワークショップ、ポスター発表にて学生2名が受賞しました。
以下、レポートを掲載します。

学会名:大学院教育改革フォーラム2023
実施日程:12月1日~12月2日
場所:つくば国際会議場、ZOOMによるオンライン配信を併用
▼大学院教育改革フォーラム2023 / HP
https://gradschool-forum2023.projects.tsukuba.ac.jp/
ワークショップ、ポスター発表 → 受賞者一覧

【参加者】
《ワークショップ》
・医学系研究科 平山 英幸 (D2 / 2期生) 国際賞受賞
・歯学研究科  森 里美 (D4 / 2期生)
・医学系研究科 小澤 哲 (D1 / 3期生)

《ポスター発表》
・医学系研究科 辻本 将之 (D2 / 2期生) 最優秀発表賞受賞
・医学系研究科 Yin May zin han (M2 / 4期生)

【レポート】
ワークショップ 国際賞受賞 医学系研究科 平山 英幸
2023年12月1日~2日につくば国際会議場で行われた「大学院教育改革フォーラム2023」にて、学生ワークショップに参加した。ワークショップの全体テーマは2030年へ向けた国際的/学際的な取り組みで、各チームに個別のテーマが与えられた。我々のチームでは、新興技術(AI、VR、ARなど)を活用した未来の教育というテーマが与えられ、留学生を含めた4人のチームでワークショップを行った。
留学生がアフリカ出身だったこともあり、教育リソースへのアクセスが不十分な地域で新興技術を使ってどう教育を普及させていくかという観点でディスカッション・プレゼンを行った。日本で生活していると日常的には意識することの少ないアフリカの現状について、対話や調査を経て学びを深めることができた。アフリカは未だに発展途上であることは確かだが、携帯電話はスマートフォンの普及率も徐々に伸びており、遠隔での教育システムも夢物語ではないことがわかった。当事者視点を取り入れた議論をすることができ、成果発表会では国際賞をいただくことができた。
今回のフォーラムに参加し、研究分野の異なる他大学の学生と交流することで、新しい知見を得ることができた。

ポスター発表 最優秀発表賞受賞 医学系研究科 辻本 将之
つくば国際会議場で12月1日・2日に開催された、大学院教育改革フォーラム2023に参加いたしました。ポスター発表では、「国際性の日常化」をテーマに、オーストラリアで行った研究と日本で行った研究結果の比較を行い、国内の大学院生とディスカッションを行うことができました。大きく専門分野が離れた学生も多く、普段は聴くことのできない研究内容にも触れることができ、刺激的な時間となりました。本発表は、最優秀発表賞を受賞いたしました。基調講演やパネルディスカッション、ワークショップでは、登壇者の方々のユニークな体験やキャリア、教育環境の改善等について伺い、様々な視点からアイデアを得ることができました。また、今回の大学院教育改革フォーラムは初めて対面で行われ、全国の卓越大学院プログラムに所属する学生と情報交換や雑談を行う機会が多く、とても充実したフォーラム参加となりました。本フォーラムに携わった全ての皆様に心より感謝申し上げます。

歯学研究科 森 里美
2023年12月1日~2日、つくば国際会議場にて開催された「大学院教育改革フォーラム2023」に参加した。今回は「国際性と学際性の日常化」が大会テーマとして設定されており、私はワークショップに参加し「少数派のためのインクルーシブな社会」について、様々なバックグラウンドを持つ4人の学生で構成されたグループで話し合い、課題に対する解決策についてのプレゼンテーションを行った。11月から週に1回の頻度でオンライン会議を行い、テーマの深堀、課題の設定、解決策、解決した後にもたらされる社会について、話し合った。ディスカッションを通じて、世界各国との比較により、日本社会がインクルーシブ教育を取り入れるために必要な、新たな教育システム構築のアイディアを出し合うことができた。英語でのディスカッション、プレゼンテーションの経験を積むことができ、貴重な機会となった。

医学系研究科 小澤 哲
つくば国際会議場にて開催された大学院教育改革フォーラム2023に参加し、その中で、国際性と学際性の日常化のテーマの下、全国の卓越⼤学院プログラムより、22プログラム・40名の学⽣が10のグループに分かれ、さまざまな課題テーマについてワークショップによるディスカッションと成果発表を行いました。私のグループでは医学、衛生学、工学、文学をバックグラウンドにもつ学生が集まり、「Cultural enrichment of education, regarding communication, diversity, beliefs, and values.」という課題テーマで、障がい者も含めたインクルーシブ教育に関して発表を行いました。
ディスカッションでは、最近の教育のスタンダードであるインクルーシブ教育に関して、日本の教育現場での整備と理解の遅れがあるという問題が挙がり、その中でも特に、障がい者教育での問題について取り組みました。 
異なった専門の学生が集まりディスカッションを行うことで、多角的な視点からの意見が飛び交い、さらに融合させることで新しいアイデアとなり、話し合いを深めることができました。
また、専門の近い学生と交流することができ、研究進捗について情報交換を行うことができました。自身の研究への助言をもらい、充実した時間となりました。

医学系研究科 Yin May zin han
2023年12月1日から2日(土)にかけて、つくば国際会議場にて開催された、大学院教育改革フォーラム2023に参加し、ポスター発表セッションにて発表させていただきました。今回のフォーラムは国際性と学際性の日常をのテーマにして日本での大学院で留学生と日本人学生の接点を作ってくれた場だと強く思いました。フォーラムの基調講演では発表者の先生方から貴重な経験談やアドバイスを聞くことができて、大学院での好奇心から成功なキャリアにつなげれたお話が聞けました。修了生の先輩方たちのパネルディスカッションで自分の家族をもつ女性研究者として研究をすることの話を聞いて、自分の将来にも大きく考えさせられて影響を受けました。 
ポスター発表は、Research to my Dream -Connecting Cognitive Neuroscience and Education-のタイトルで発表をしました。私が日本に留学する際、第一目標としたのは、“教育の改善を脳科学から考えること”です。“教育の改善を脳科学から考えること”と自身が現在やっているコミュニケーション研究が個別学習にどのようにうまくつなげられるかの議論をさせていただきました。
教育に大きく関心あるものとしてはとても学びが得られ、異なる分野からの留学生や日本人学生たちの意見や発表を聞けることができ、今後の新たな研究内容や活動にうまく活用していきたいと思います。

 ▲ 辻本さん受賞時の様子                      ▲ Yin Mayさんポスター発表時の様子

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