未来型医療創造卓越大学院プログラム

2024年04月22日

レポート成果発表

インターンシップ / 東北大学医工学研究科 医療機器創生国際インターンシップに参加(2/20-28 辻一志)

未来型医療創造卓越大学院プログラム生
医工学研究科医工学専攻(修士1年)
辻 一志

2024年2月20日から28日にかけて、東北大学医工学研究科の医療機器創生国際インターンシップのためオランダに渡航した。

本国際インターンシップは、医工学研究科の医療機器開発実習を履修した学生のうち希望者が参加した。医療機器開発実習は東北大学病院の現場観察からニーズを発見し、それを解決する医療機器を提案、プロトタイプを作製するという実習である。本国際インターンシップは、その実習について一部のグループがプロモーション発表したほか、日本人学生やオランダ現地学生・ポスドクが自身の研究について発表しあったり、オランダでの医工学研究の現場見学を行うという内容であった。訪問先は、デルフト工科大学(Delft University of Technology)、エラスムスメディカルセンター(Erasmus Medical Centre)、アイントーフェン工科大学(Eindhoven University of Technology)、 トゥエンテ大学(University of Twente)、ラドバウト大学(Radboud University)の計5つの大学・研究機関であった。

卓越大学院のFM Englishの講義で研究について英語で発表する機会はあったものの、実際に海外で自身の研究を英語発表するという経験は初めてで、非常に得難いものであった。今回の成果も反省点も、今後経験すると思われる国際学会での英語発表などに活かしていく。

現場見学で印象に残ったのは、いずれの大学・研究機関も、医学と工学の距離、clinicalな現場とacademicalな現場の距離が概念的にも物理的にも近いことであった。工学系の研究棟に実験用の手術室があったり、医工学系の研究棟が病院と隣接していたりと、医工学研究や医療機器開発にとって非常に優位な環境であると感じた。

今回の国際インターンシップへの参加は、オランダ現地に行かなければ得られなかった知見・経験を得られたほか、さらなる海外研修・海外の医療現場観察へのモチベーション向上にもつながった。

本国際インターンシップには、医工学研究科 西條芳文先生、オランダ各地の研究者の方々のご協力、また、医工学研究科からの金銭的支援があり参加することができた。皆様からのご支援、ご協力により得られたこの貴重な経験を活かすべく、今後も研究生活・大学院生活に精進していく。

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