2025年07月15日
未来型医療創造卓越大学院プログラム生
生命科学研究科脳生命統御科学(修士2年)
山口 杏菜
2024年9月18日から20日にかけて、千葉県長生郡で開催された第38回 日本行動神経内分泌研究会(JSBN)に参加しました。
本研究会には、行動神経内分泌学を専門とする日本の研究者が集い、特別講演、教育講演、シンポジウム、ワークショップ、一般口演28題を含む研究発表が3日間にわたって行われました。
私は「メダカ(Oryzias latipes)におけるオキシトシン受容体欠損および雄だけ飼育の社会選好性への影響」というタイトルで口頭発表をし、最優秀発表賞を頂くことができました。
発表に際しては、私の研究対象であるメダカと他のモデル動物との違いを明確にし、他分野の研究者にも研究の新規性と重要性が伝わるよう、工夫しました。発表内容に関して、他の研究者から行動実験と比較生理学のパートについて、ご意見とご質問をいただき、今後の研究の発展につながる示唆を得ることができました。
また、本研究会では若手研究者同士の交流会も開催され、マウス、ラット、コウモリ、ウズラなど多様なモデル生物を用いた研究者と意見交換を行いました。それぞれの動物モデルの利点や課題について直接お話を伺うことができ、大変有意義な時間となりました。
本研究会を通じて得た、近隣領域の知見や交流の経験を、今後の研究活動に活かしていきたいと考えています。
日本行動神経内分泌研究会
https://jsbn-org.jp/meeting-award/award-winners/