未来型医療創造卓越大学院プログラム生
医学系研究科 内部障害学分野 (博士1年)
吉田 直記

 論文名:「Boxer’s Fracture」
 Naoki Yoshida, M.D., and Yoshihiko Tsuchida, M.D., Ph.D.
 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMicm1813737

《吉田さんからのコメント》

未来型医療創造卓越大学院プログラム1期生の吉田直記です。このたび私の” Boxer’s fracture”がThe New England Journal of Medicine（NEJM）に掲載されました。Boxer’s fractureとは第5中手骨頸部に起こる骨折で、手を握りこんだ状態での殴打により強い力が直接骨に加わって発生します。NEJMは世界で最も権威ある総合医学雑誌で、2019年のImpact factorは70.67と総合医学部門で第1位にランクされており、そのようなJournalに掲載されて非常に嬉しい気持ちです。

私は上月教授のもとでリハビリテーション医学の勉強をしながら、本プログラムのTechnologyコースに選抜されました。このプログラムでは中山啓子教授をはじめ、普段は講演などを拝聴するしかない大変高名な先生方から直接指導を受けられる恵まれた環境です。私は医学系出身ですが、他分野の学生の意見は刺激になり、自身の研究を進めるにあたって視野が広がります。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします。