未来型医療創造卓越大学院プログラム

2022年02月22日

レポート成果発表

1月27日(木) 名古屋大学・東北大学医療系共創シンポジウム ワークショップ受賞者

2022年1月27日(木)に開催した、名古屋大学・東北大学医療系共創シンポジウムでは、名古屋大学・東北大学のプログラム生が10のグループに分かれ、およそ1時間のワークショップを行いました。シンポジウムでは、各チーム5分の発表と3分の質疑応答があり、投票にて各賞に選ばれました。
本プログラム受賞学生からの受賞コメントを掲載します。

※CIBoG→情報・生命医科学コンボリューションnoグローカルアライアンス卓越大学院(名古屋大学)、FMHC→未来型医療創造卓越大学院プログラム(東北大学)

◆最もユニークな視点からの考察
◆総合的に最も優れた発表
《Hグループ》
CIBoG 熊谷 和裕
CIBoG ZHOU Yujun
CIBoG 武田 悠我
CIBoG 日比 太智
FMHC 有野 敦司
FMHC 國富 葵
FMHC 徳増 平
FMHC 笹井 真澄
FMHC 三島 祐悟
※Hグループは2部門受賞

(國富)
非常に面白く、勉強になったワークショップでした。初対面のメンバーでチームを組み議論を行うのは、お互いの距離感が分からないため難しく感じます。私の所属チームは、リーダーが最初にメンバーの立ち位置を明確にしたことで、この点を克服できました。2期生が議論の進行を行い、3期生は積極的に意見を出し、1期生は全体の様子を見てサポートするという分担でした。このような役割があらかじめ明確になっていたことで、互いに遠慮しすぎてしまうこともなく、満足のいく議論ができたように思います。

(笹井)
良かった点は、初対面の学生同士でも大学と学部の壁を超え、一つのテーマについて議論した結果、短時間でお互いの専門に興味を持ちあえて有意義に過ごせた事です。また、課題提示も時間的に集中型で良かったと思います。反省点としては、質問に対して、もっと相手を思いやって応答するべきでした。質問内容を調べてみることで、指摘された内容を深める機会になったからです。有意義な機会にとても満足し感謝しています。

(有野)
一つは限られた時間で議論をまとめ結論を出すという練習になったということ。細部に拘っていたずらに時間を浪費したり、結論をだせなかったりということが自分の仕事の上でもあったりします。良い成果を生むためのリソース配分を意識できました。
2つ目は人に端的に物事を伝える練習になったということ。わかりやすいイメージやアナロジーを用いて抽象的なことがらや、専門的な事柄を上手く伝えるにはどうすればよいかよく考えるきっかけになりました。

(三島)
楽しいワークショップでした。事前にグループ内で練習をしていたこともあり、常識にとらわれない発想で自由に議論できた点が良かったと思います。議論、資料作りおよび発表のそれぞれで役割分担を明確にすることで、誰かに任せきりになることなく全員でプレゼンを作り上げることができました。限られた時間でグループワークを行う良い練習になりました。しかし、グループ内での仲を深めることが十分にできなかった点は惜しかったと感じています。各メンバーの研究や趣味の話など、フランクに交流できる時間があればさらに有意義だったと思います。

(徳増)
普段東北大学内部で行っているワークショップを、他大学と共に行うことには、単に人数を拡張しただけでなく、お互いに異なるバックグラウンドを持つことによるシナジー効果が見られたと思います。今回は1期生をサポートに回し、2期生3期生を中心とした体制にしたことで、より新しい、言い方を変えれば「すれていない」意見交換ができました。今後も他大学と積極的に関わりを持ち、お互いにいい刺激を与え合えるような、進歩的なシンポジウムができればと願います。

(名古屋大学 日比さんからもコメントをいただきました)
中規模人数のグループかつ短時間で、アイデアを形にすることを求められた場合として、非常に勉強になりました。それぞれが好きに動くのでは無く、サッと役割分担を行い、各メンバーの目的を明確化することで、効率的に議論を進めることができました。残念であったのは、事前の交流があったとはいえ、少し雰囲気が硬かった点です。文面だけでなく、音声通話などを利用して交流を図ってもよかったかもしれません。

◆最も惹きつけられるプレゼンテーション(含む質疑応答)
《Jグループ》
CIBoG 香川 匠
CIBoG 木村 和恵
CIBoG 田中 陽子
CIBoG 森 俊貴
FMHC 大谷 栄毅
FMHC 平山 英幸
FMHC 中井 琢
FMHC 穴澤 ゆず

(大谷)
J班は最も惹きつけられる発表として選出していただいた。これまでFMHCの企画等で同様のワークショップを経験してきた。一方で、今回は東北大学の学生以外と交流する初めての試みということで、ワークショップ序盤は戸惑う場面があった。しかし、医療系卓越大学院プログラムの大学院生同士ということもあり、進行するうちにスムーズに意見交換等を行うことができた。とても充実した共創シンポジウムであった。

(平山)
東北大学の同グループの皆様をはじめ、名古屋大学の方々と交流をしながら課題について議論を行ったのはとても刺激を受けるとともに、楽しい時間となりました。あまり事前の交流はできなかったため、挨拶からのスタートでしたが、限られた時間で意見を出し合いながらプレゼンを作り上げることができ、達成感のあるシンポジウムとなりました。今後も名古屋大学の方々と交流する機会が持ちたいと思いました。

(中井)
我々Jグループは、学生交流ワークショップにて、ゲノムに基づく個別化医療推進時に生じる差別の防止のためには年少期の教育が重要であるという観点でプレゼンを行いました。実際に生じ得る差別のシーンを4コママンガを用いて紹介することで、聴衆に当事者意識を持ってもらうことに奏功しました。今回のワークショップのように複数人で共同して発表資料を作成することは、視野の拡大や新たなプレゼン技術の習得につながると感じております。

(穴澤)
今回のシンポジウムでは、初めて他の大学の方々とディスカッションし、とても新鮮でした。主に1期生の方々がリーダーシップを取ってくださったおかげで、スムーズに議論を進めることができたかと思います。先輩方が主に意見を出し、発表の流れを考えてくださったので、私はその内容を補助するような資料を集めることに注力しました。最終的に、発表を引き受けてくださった大谷さんが非常にわかりやすく、かつ魅力的に発表してくださったため、とても良い発表になったと思います。

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