未来型医療創造卓越大学院プログラム

2019年12月27日

レポート

ジャパンバイオデザイン集中講義に参加(12/10 講義参加レポート 徳増 平)

未来型医療創造卓越大学院プログラム生
文学研究科 広域文化学専攻 (修士1年)
徳増 平

ジャパンバイオデザイン集中講義はスタンフォード大学バイオデザインの Dan Azagury 先生の講演であった。
先生は現在人工呼吸器関連肺炎(VAP)防止のための気管挿管用チューブに取り付けるデバイスを研究・開発中であり、本講演はその背景や開発過程を説明したものであった。

VAPは病院内での発生率も高く、入院が長期化し、患者のQOLも下げるため以前より発生防止のニーズが非常に高い疾患である。
今まで多くのデバイスが開発されていたが、コスト面や実用性の観点から満足の行くものは現れなかった。それらの条件をクリアし、短期間に実用化を目指そうとしたことがスタンフォード大学バイオデザインの特徴と思われる。
本講演でも、実際の開発から臨床試験の過程が日本における場合に比べて非常に速く感じられた。グローバル化著しい現代において速さは正義であり必須である。その点では日本の腰の重さは致命的であり、まずなによりも改善する必要があると考える。
我々東北大学卓越大学院の学生も日本を代表して、スタンフォード大学の先達に負けないように速さ、そしてできる限りのクオリティの高さを追い求めるべきであると確信した。

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