未来型医療創造卓越大学院プログラム

2021年02月26日

レポート成果発表

学生企画読書会 第1回「未来の医療を考える読書会」(9/19 読者会レポート 崔 多蔚)

未来型医療創造卓越大学院プログラム生
文学研究科 日本学専攻 (修士1年)
崔 多蔚

9月19日(土)15:00~17:00に、第1回「未来の医療を考える読書会」を開催しました。第1回には、未来型医療創造卓越大学院プログラムコーディネーターの中山啓子先生と、東北大学大学院文学研究科准教授の田代志門先生(医療社会学、生命倫理学などがご専門)、そしてプログラム生の方々にお越し頂き、ZOOMにて読書会を行いました。

本読書会の目標としては「広く総合的に未来社会を考えてみる」ことを掲げております。方法としては、キーワードに沿った本を1冊選び、その本を予め読んだ上で意見交換と議論を行う形です(※読まなくでも参加は可能です)。読書会の良いところは、同じ本を読んだとしても各々の違う解釈を共有できるところにあります。不確定要素が多く予測が難しい未来の社会を多角的かつ総合的にデザインするためにも、たまには自分の好みとは遠い分野本にも触れ、また自分とは違う解釈を共有してみる場をつくって行こうと思います。

第1回読書会の使用テキストとしては、稲葉俊郎先生の『いのちは のちの いのちへ ―新しい医療のかたち―』(アノニマ・スタジオ、2020年7月)を扱いました。著者の稲葉俊郎先生は元東京大学病院循環器内科の医師で、現在は軽井沢病院総合診療科医長としてお勤めされております。ご活動としては主に医療の多様性と調和への土壌づくりを目指されており、そのため東西医療のみならず伝統芸能、芸術、民俗学、農業などを分野横断的に取り組まれております。稲葉先生の考える未来医療とはいかなるものか。そして医療とは、健康とは、いのちとは、場とは何かについて、テキストを通じて考えてみました。

議論の時間には様々な情報が共有されました。人々の健康に繋がるヘルステックについて、医療従事者の健康に繋がるいのちの場の例としてアメリカミズーリ州の「Mercy Virtual Care Center」の立地と労働環境について、自身の病と向き合うための対話として「アドバンス・ケア・ プランニング(Advance Care Planning、通称:人生会議)」についてそれぞれ紹介がありました。最後に中山先生と田代先生からもありがたきご助言を沢山頂き、無事第1回読書会を追えることができました。

以降も読書会を行う予定であり、次に扱うテキストは今回同様、稲葉俊郎先生の『いのちを呼びさますもの ―ひとのこころとからだ―』(アノニマ・スタジオ、2017年)を予定しております。ご関心ある方は、ぜひお気軽にお声かけください。

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