2024年08月30日
8月9日(金)に、『夏季成果ワークショップ(夏祭り~学生成果発表会~) 』を開催いたしました。(非公開:参加は関係者のみ)
ワークショップは、夏と冬の年2回開催し日頃の研究の成果などを発表します。コロナ感染症対策を徹底して行い、対面での開催となりました。
開催日時:2024年8月9日(金) 13:00~
会場:医学部星陵会館 オーディトリアム講堂
司会:小林冴さん(教育)、今井健さん(生命科学)
タイムキーパー:鈴木祐真さん(薬)、横井太紀さん(薬)
受付:加賀ひかりさん(生命科学)、王澤昇さん(文)
発表会では初めに、以下の3名より『成果発表/活動報告』がありました。
【成果発表/活動報告①】
『高齢者のフレイル予測AI画像認識モデルによる健康寿命延伸を目指して』 髙橋健吾さん(2期生)
【成果発表/活動報告②】
『”教育から医療を変える” 大学発スタートアップが提供する一歩先の医療教育』 横川裕大さん(2期生)
【成果発表/活動報告④】
『東北大学オープンキャンパス2024 参加報告』 髙橋健人さん(2期生)
※レポートはこちら。 https://www.fmhc.tohoku.ac.jp/news3636.html
また、本プログラム夏の恒例となった『グループ討論』。
夏祭りの2週間前に発表されたテーマについて、各グループ当日まで討論を行い発表資料を作成します。
各期の交流も夏季成果ワークショップの目的の1つとなっており、プログラム1期生~6期生をランダムに1グループ6~7名程度で編成しました。
当日は、限られた時間内で最後の討論内容をまとめ、各グループの代表者が発表しました。(発表スタイルは各グループに一任)
最後に、参加者全員の投票により、『最もユニークな視点からの考察』『総合的に最も優れた発表(1位→最優秀賞、2位→優秀賞)』の2部門の受賞グループを発表しました。
以下、受賞グループのレポートを掲載します。
【討論テーマ】
※以下の2つの中から1つを選び各グループ討論を行いました。
①未来医療によって生活はどのようにかわるでしょうか?
②20年後、SNSは何のために使われているでしょうか?
【受賞グループ】
◆総合的に最も優れた発表賞(最優秀賞)、最もユニークな視点からの考察賞 受賞
選択した討論テーマ:20年後、SNSは何のために使われているでしょうか?
発表タイトル:20年後のSNSとは?〜動物言語学の発達とアニマルSNSの可能性〜
《Iグループ》
2期生 辻本将之
20年後のSNSについて、VRやAR、翻訳機能の発展など少しありきたりな意見にとらわれず、此松さんの独創的なアイデアをグループの皆さんと共にブラッシュアップし、穴澤さんと此松さんに華麗に発表していただきました。3年ぶり、最後の夏祭りを楽しめたことに加え、2つの賞をいただき大変嬉しく思います。とても刺激的な時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
3期生 穴澤ゆず
此松さんがとてもユニークなアイディアを出してくださったため、その魅力が最大限伝わるように皆で話の流れを組み立てていきました。より良い発表となるよう皆さんがどんどん意見を出してくださったことで、最終的に論理的かつユニークな発表ができたと思います。
3期生 此松和俊
事前に話し合いを行い、テーマを絞ったことで、短い時間で有意義な話し合いをすることができたと思います。スライド作成も、イラストを多用し非常にみやすい内容でした。多分野に渡ってアイデア出しをする訓練が徐々にできるようになってきていると思います。
5期生 佐藤恭平
私にとっては初めての夏祭りでしたが、非常に刺激的で、楽しい経験になりました。短いながらも論理的な議論を交わしたことで、とても面白い内容にブラッシュアップできました。本発表を先導して頂いた先輩方を始め、グループの皆様には厚く感謝申し上げます。
5期生 土井栞奈
今年の夏祭り本番は残念ながら参加できなかったのですが、事前準備の段階から此松さんや辻本さんを中心にお話を進めてくださり、心強いばかりでした。身近なSNSの未来を自由な発想で考えることは、研究の着想を練るようで楽しい時間でした。来年は必ず参加し、皆様としっかり対面でディスカッションを行いたいと思います。
6期生 依田叡樹
初めての夏祭りで右も左も分からないところ、先輩方に引っ張っていただき良い発表ができて良かったです。研究と関係のないテーマに関して、グループメンバーとフラットな議論をすることができてとても有意義でした。今後もこのような機会を楽しみたいと思います。
5期生 王澤昇
このような異なる専門の方々との交流の機会は多くありませんでした。今回は短い時間でしたが、大変貴重な経験になりました。自分にしかできない論理のプロセスができることがとても魅力的だと感じました。グループのみなさん、ありがとうございました。
◆総合的に優れた発表賞(優秀賞) 受賞
選択した討論テーマ:20年後、SNSは何のために使われているでしょうか?
発表タイトル:20年後のSNSは…必要なモノ・サービスを先読みして提供するために利用される!
《Fグループ》
1期生 一戸倫
これまでのワークショップでは裏方に徹することが多かったのですが、私にとっての最後の機会ということもあり今回は発表を務めさせていただきました。発表に取り入れた「共感を呼べるような課題設定」や「プレゼン中の聴衆への問いかけ」はプログラムの活動の中で学んだものであり、結果として発表賞をいただけたことを非常に嬉しく思います。
3期生 石悦
今回、残念ながら当日は欠席してしまいましたが、後日いただいた資料を通じて、皆さんの発表内容に触れることができました。課題の設定やプレゼンの伝え方が非常に優れており、当日は質の高い発表が行われたのだと感じました。
また、事前に話し合った内容がスライドにしっかりと反映され、さらにブラッシュアップされていたことからも、チームの団結力を感じました。
3期10月生 平出恭我
今回のワークショップを通じて、限られた期間内で発表をまとめあげる卓越生のポテンシャルを改めて実感しました。また、各メンバーが状況を的確に把握し、自ら役割分担を行うことで、スムーズに質の高い内容を作り上げることができました。「SNSが20年後どのように使われるか」という抽象的なテーマに対しても、具体例を示すことで聞き手にとってわかりやすい発表にまとめることができたと感じています。
4期生 中川茉莉
実際にディスカッションしたのは当日が初めてでしたが、オンライン上で情報を共有していただいていたおかげで円滑に進めることができました。また、プレゼン準備は限られた時間の中で、各自が割り当てられた役割をこなしており、皆さんのポテンシャルの高さに驚きました。「共感」してもらえたことが実感でき嬉しかったです。
4期生 野本達也
ディスカッション中、将来SNSが「どのように」使われるかの案は複数出た一方で「何のために」使われるかを考えるのは案外難しかった。こうした中、限られた時間で討論テーマに対応するよう結論を構築することができた点で手ごたえを感じた。また本グループに限らずおよそ全ての発表資料でAI生成画像が使用されていた点も印象的だった。
6期生 稲森瑠星
今回、初めてワークショップに参加しました。初めての取り組みで分からない事ばかりでしたが、先輩方のサポートのおかげでスムーズに議論を行うことが出来ました。答えのないものに対してのアプローチは難しさもありつつ、具体的な例を想像しながら結びつけていく事で、非常に良いプレゼンになったと感じました。先輩方や周りの発表からも思考のプロセスを学ぶことが出来た良い時間でした。
6期生 山口杏菜
ディスカッションの中で様々なアイディアが出ましたが、メンバーで作業を分担し、短時間で内容をまとめあげ、共感を呼ぶ内容のプレゼンを仕上げられました。チームワークとプレゼンスキルを学ぶ良い機会になりました。次回は最優秀賞を狙いたいと思います。