未来型医療創造卓越大学院プログラム

2025年03月17日

セミナーニュースレポート

2月12日(水)FM DTS融合セミナー 株式会社水星 代表取締役CEO/ホテルプロデューサー 龍崎翔子先生講演会「クリエイティブジャンプを生み出す事業発想法」を開催しました

2月12日(水)18:00-19:00、未来型医療創造卓越大学院プログラムFM DTS 融合セミナー(共催:臨床研究推進センターバイオデザイン部門・医工連携イノベーション推進事業)株式会社水星 代表取締役CEO/ホテルプロデューサー 龍崎翔子先生の講演会をオンラインにて開催いたしました。

今回の講演では、講演前半は、株式会社水星の会社としてのありかた、設定しているVision・Mission、そして事業部及びその具体的な事業内容が紹介されました。後半では株式会社水星のホテルの作り方が紹介されました。

龍崎先生は前半で、株式会社水星の会社としてのありかた、VisionとMission、そして事業部及びその具体的な事業内容について説明されました。具体的には、以下にまとめた通りです。

ありかた:ホテルを「ゲストと人・土地・文化をつなげるメディア」ととらえ、ライフスタイルをデザインするホテルプロデュースカンパニー。
Vision:「世界を3ミリ面白くする」
Vision:「人生の乾いた旅に潤いを」
Mission:「観光とライフスタイルの新しい選択肢を作る」

事業部及びその具体的な事業内容:
 -ホテル事業部
 「HOTEL SHE,KYOTO」「 HOTEL SHE,OSAKA」「詩のホテル」「香林居」
 -エンタメ事業部
 「イマーシブシアター(没入型演劇)」
 -プロデュース事業部
 「SOCO HAUS」「CHOOSEBASE SHIBUYA」
 -プラットフォーム事業部
 直接予約エンジン「CHILLNN」

後半では、株式会社水星のホテルの作り方として、以下の三点にまとめて説明されました。

「ホテルを再定義する-本質をdigる」
ホテル業界の参入障壁の低さを踏まえ、独自の価値を顧客に提供することでコモディティ化を避けるという、株式会社水星の生存戦略が紹介されました。

「”渇き”を発見する-インサイトを深堀りする」
龍崎先生は、「利己的にふるまうことがまわりまわって利他となる」というご本人の信条と、それを踏まえて「自分ごとだと思える領域を広げ、それぞれの領域で自身のインサイトについて考える」という手法が紹介されました。
具体例として「もし自分が出産したら、産後ケア施設が必要である」という風に、未来の自分が必要とすることを深堀りすることで、産後ケアのための宿泊施設「HOTEL CAFUNE」を考案なさったそうです。

「ホテル×〇〇-異質なものとマッシュアップする」
龍崎先生は、掛け合わせの重要性を以下のように説明されました。
 ①事業上の弱み(季節による客数の増減、在庫管理の難しさなど)を補完できる
 ②新しい客層を取り込める
 ③発話を設計しやすくなる:顧客が良さ/違いを言語化しやすくなる。

今回の講演では、龍崎先生が実践してきた唯一無二なホテル経営の思考法・戦略について、豊富な実例に基づいてご教示いただき、新鮮な学びが多い時間となりました。

本講演会は、卓越大学院プログラムに参加する学生の他、企業の方を含む幅広い領域から学内外307名の方々にご参加いただきました。

株式会社水星 https://suisei-inc.com/

2025年度

  • 記事はありません

▲Page Top