未来型医療創造卓越大学院プログラム

2019年10月04日

イベントレポート

9月24日~25日 Cancer-from Biology to Acceptance『Cancer Etiology』を開催致しました

9月24日(火)~ 25日(水)、東北大学加齢医学研究所スマートエイジング国際研究センターにて、東北大学研究推進・支援機構 知の創出センター(TFC)との共催で国際シンポジウムを開催しました。TFCでは、毎年テーマをいくつか設け、長期間にわたるイベントを開催しています(http://www.tfc.tohoku.ac.jp/programs/current/)。

今年度のテーマの1つ「Cancer – from Biology to Acceptance」(オーガナイザー:医学系研究科・中山啓子先生、シンガポール大学・伊藤嘉明先生ほか)の第一回目のイベントとして、「Cancer Etiology」と題する国際シンポジウムが行われ、本プログラムも共催しました(https://www.fmhc.tohoku.ac.jp/news640.html)。2日間でのべ172名にご参加いただき盛会のうちに幕を閉じました。

本シンポジウムでは、がん研究領域の著名な研究者・若手研究者をゲストスピーカーとして国内外から15名(国外10名、国内5名)を招聘し、本学からも5名のスピーカーが登壇しました。24日(火)には、TFC副センター長の前田吉昭先生および未来型医療創造教育研究センター長の中山啓子先生より開会のご挨拶があり、その後、「Signaling pathways 1」、「Signaling pathways 1」、「Cell cycle and checkpoint」の各テーマで講演が行われました。夕方からは、若手研究者9名、博士課程5名、修士課程1名、学部学生2名、合計17名によるFlash presentationとそれに続くポスター発表があり、活発な議論が戦わされました。2日目は「Genomics and epigenomics」と「Gene network」の各テーマでの講演ののちに、シンガポール大学の伊藤嘉明先生により閉会のご挨拶を頂き閉会いたしました。

今回のシンポジウムでは、講演後の質疑応答の時間を十分に取られていた事が特徴で、発表に対して、詳細なデータに関する討論から得られたデータの意義や波及効果まで意見交換が行われ、学外からの研究者から非常に有意義な時間を得ることができたと高く評価を頂いております。また、ゲストスピーカーはシンポジウム終了後に、関連研究室を訪問し、引き続きの熱い議論が交されました。

本学学生を含む若手研究者が数多く参加しました。また、本プログラムのプログラム候補生は会場準備や大会運営にも参加しました。国際シンポジウムに参加し、英語でのスピーチ・プレゼンテーションを聞き、また様々なポスター発表を見ることで、英語の授業では会得できない科学者の英語に触れ、世界で活躍する著名な研究者や諸先輩方との貴重な交流の場となりました。

ご来場頂きました皆様、総合司会の労をお執り頂きました千葉奈津子先生(生命科学研究科)、本大会の準備・運営にご協力頂きました、川島研究室、(加齢医学研究所)、本橋研究室(同)、田中研究室(同)、青木研究室(医学系研究科)、五十嵐研究室(同)、中山研究室(同)のスタッフ・学生の皆様、加齢医学研究所事務室、TFC事務スタッフの皆様に深く感謝申し上げます。

「Cancer – from Biology to Acceptance」の今後の日程は下記の通りです。ふるってご参加ください。

・International Symposium2: New Technology for Diagnosis and Therapeutics of Cancer
(December 2, 2019 – December 3, 2019)
・International Symposium3: Palliative Care
(January 18, 2020 – January 19, 2020)
・Public Lecture: What is Rinsho-Shukyo-Shi? The Leading Edge of Spiritual Care
(February 1, 2020)

(詳細は、随時ホームページに掲載いたします)
・未来型医療創造卓越大学院プログラム
https://www.fmhc.tohoku.ac.jp/
・知の創出センター(TFC)
http://www.tfc.tohoku.ac.jp/program/2157.html


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